朝日園 楽しくて美味しいお茶を広めたい
- aiogawasizhen
- 2023年8月23日
- 読了時間: 3分

(写真:朝比園)
❚朝日園さんのこだわり、譲れないことはどんなところですか?
譲れないことは、すごく基本的なことだと思うんですけど、“美味しい”ということですね。美味しいという言葉にこだわりがあって、絶対的な正義かなと。
どんな物語があっても、どんなに手を込んだ工程があって説明をしていたとしても、食に関わる以上は美味しくない、普通というのはダメだと思うんです。
商品開発やレシピを監修するときにはこだわりは“美味しい”ということ。自分が美味しいと思わないものは人にはすすめられないので、譲れないポイントです。当たり前のことなんですけど、美味しいに妥協はしたくないですね。
❚朝日園さんの今後の理想はありますか?
お茶好きの人を増やしていきたいというのと、そのために自分は何ができるのかということを考えていますね。
朝日園が中心でそのほかに他社の商品開発をしたり、レシピの開発をしたりするんですけど、私自身がお茶に魅力を感じていて、お茶って本当に楽しくて、美味しくて、いろいろなことができるなと思っています。
ただ、お茶はあくまでも嗜好品なので堅苦しく考えないでほしいです。堅苦しくなりがちで、細かいことを言ったらきりがないのですが、「美味しいから」や「好きだから」を基準でお茶を楽しんでくれる人を増やしていきたいですね。
美味しいから頼む、楽しいから選ぶ、という感覚の人が増えていってほしいと思っています。

(写真:朝比園)
お茶の可能性をすごく感じていて、古い概念にこだわらないでどうやったら楽しめるかを考えています。これをやっちゃダメとかあれやっちゃダメとかではなくて。
私が今考えつかないようなことが5年後10年後には当たり前になっているかもしれないですし、そういった新しいもの古い概念にこだわらないお茶好きを増やしていきたいです。
よく急須で入れないとお茶じゃないということを言う人もいますが、そういうのは違うと思っていて、相手が美味しいお茶を簡単に飲めるようなものを作るのがお茶屋さんの使命じゃないかと思っています。
ティーバックで美味しいお茶を作ればいいだけだし、簡単なものが必要な人には簡単なものが提供できて、急須にこだわりのある人はそういうものもあってといういろんな人がいていいと思うんです。
何年後かには今ないものが当たり前になっていることはあると思うんです。どんどん新しいことが当たり前になっていくと思うので、いいものを残しつつ新しいものを取り入れてといきたいと思っています。

(写真:朝日園)
美味しいという絶対的な信念とお客様に楽しんでもらいたいという強い想いをもって老舗の朝日園から商品、レシピ開発など様々なことにチャレンジされている朝比奈さん。
現在では考えつかなかったことが何年後には当たり前になっていると思う、そのために型にはまらず色々なことに挑戦していきたいとキラキラした笑顔でお話してくださいました。
___前編 老舗茶舗 朝日園 川根茶の魅力とは
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